米大統領、サイバー軍を格上げ 中ロ、北朝鮮にらみ強化 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は18日、戦略軍傘下のサイバー軍を上部組織の戦略軍と同等の統合軍に格上げすると発表した。ロシアや中国、北朝鮮などによるサイバー攻撃の脅威が増していることを踏まえ、対処能力の強化が目的としている。

 米国では2016年の大統領選でロシアのサイバー攻撃による選挙干渉疑惑が取り沙汰され、議会でサイバー防衛力向上を求める声が上がっていた。国防総省高官は18日の記者会見で「あらゆる戦闘場面で米軍の優位性を維持するという決意の表れだ」と説明した。

 トランプ氏は、マティス国防長官に新たなサイバー軍の司令官候補を推薦するよう指示した。


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