「イスラム国」増加に懸念 コソボ巡りセルビア国防相 

インタビューに答えるセルビアのブリン国防相=16日、ベオグラード(共同)

 【ベオグラード共同】セルビアのアレクサンダル・ブリン国防相は16日、シリアなどで過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘に参加しコソボに戻る過激派が増加していると指摘、現地での対策が不十分で、テロ拡大を「非常に懸念している」と述べた。首都ベオグラードでインタビューに応じた。

 ISが本拠地とするシリア北部ラッカでは、米軍も加わる奪還作戦が進行中。ブリン氏はISの劣勢が深まるにつれ「コソボへの流入が増えている」と説明。コソボでは過激派の訓練も行われているとして、ISの新たな拠点となる恐れがあるとの見方を示した。


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