2017年8月16日 16:16 | 無料公開
アルゼンチン中部ロサリオの広場に設置されたチェ・ゲバラの銅像(シルビオ・モリコニ氏提供、共同)
【リオデジャネイロ共同】ことし死後50年となるキューバ革命の英雄チェ・ゲバラの故郷アルゼンチン中部ロサリオに設置された銅像を巡り、右派系の団体が「共産主義の殺人者は公の栄誉に値しない」としてインターネット上で市に撤去を求める署名活動を展開し、議論が起きている。
政府の要職などをなげうって革命実現に殉じた生き方に、いまだ世界中で信奉者が多いゲバラだが、各地で武装闘争を繰り広げたことへの批判も根強い。これまでに約1万4千人の署名が集まった。
銅像は2008年、生誕80年を記念し設置。高さ約4mで、約1万5千人が寄付した鍵やメダルなどを溶かした素材で造られた。