米国務長官、対話は「金氏次第」 北朝鮮問題で 

ティラーソン米国務長官=15日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】ティラーソン米国務長官は15日、北朝鮮との直接対話の可能性について「われわれは対話を模索することに関心を持ち続けている」としながらも、実現するかどうかは金正恩朝鮮労働党委員長の決断次第だとの考えを重ねて示した。国務省で記者団に語った。

 金氏は14日、米領グアム沖へのミサイル発射計画について「(実行するかどうか)米国の行動をもう少し見守る」と表明した。国務省で北朝鮮分析を担当したことのあるロバート・カーリン氏は「崖っぷちから戻ってきた」と指摘し、態度を軟化させたとの見方を示した。


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