18年度から災害情報きめ細かく 緊急速報メールの配信改善 

 災害時の避難指示や勧告、津波警報などを携帯電話に送る緊急速報メールの配信範囲が2018年度から、18県の計25市町で細分化される。現在は市区町村の全域に一斉送信しているが、面積の広い自治体は地形、気象条件によって区域内の危険度に差が出るためだ。総務省消防庁は、警戒が必要な地域だけに情報が伝わり、避難時の混乱を防げるとみている。

 消防庁が各地から要望を聞き、対象自治体を決めた。細分化を望む自治体は多いが、携帯電話会社のシステム改修に時間や費用がかかり、まず25市町で始める。


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