中国、制裁ならば「座視せず」 米貿易調査をけん制 

 【北京共同】中国商務省は15日、トランプ米大統領が通商法301条に基づき中国の知的財産権侵害を調査するよう指示したことについて「深刻な懸念を表明する」との報道官談話を発表した。米国が制裁などを発動すれば「決して座視せず、あらゆる適切な措置を取って自国の利益を守る」とけん制した。

 談話では「301条は一国主義の色彩が強く、長らく他国の反発に遭ってきた」と指摘。「米国は多国間ルールの破壊者になるべきではない」として、一方的な制裁を禁じる世界貿易機関(WTO)のルールを順守するよう求めた。


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