2017年8月15日 10:16 | 無料公開
小型機の墜落事故現場に向かう消防隊員=午前6時52分、奈良県山添村
奈良県山添村の山中に小型機が墜落し、2人が死亡した事故で、パイロットは八尾空港(大阪府八尾市)を離陸した16分後に引き返すと管制官に連絡した際、不具合が発生したとの報告をしていなかったことが15日、国土交通省関係者への取材で分かった。
この3分後にレーダーから機影が消え、墜落したとみられる。優先的な着陸を求める「緊急事態宣言」もしておらず、連絡した後に突発的な異常が起きた可能性がある。
県警によると、2人は大阪市の会社役員田中良一さん(68)と妻佐智子さん(55)とみられる。県警は良一さんが操縦していたとみて、事故状況を詳しく調べる。