ギリシャ各地で山林火災 非常事態宣言、放火疑いも 

14日、ギリシャ・アテネ北方で、火災現場からバイクで避難する男性ら(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ギリシャからの報道によると、首都アテネ北部など国内約90カ所で14日までに山林火災が相次いで発生した。一部で延焼が続き、アテネ郊外やイオニア海に浮かぶ観光客に人気のリゾート、ザキントス島で同日、非常事態が宣言された。死傷者は確認されていないが、住民や休暇中の観光客ら多数が避難した。

 出火原因は明らかになっていないが、放火の疑いもあるという。

 アテネ北部の火災は13日夕に発生し、強風にあおられて少なくとも20戸の家屋に延焼。軍や消防がヘリコプターを使い消火作業を続けたが、鎮火の見通しは立っていない。ザキントス島の火災は出火から4日目に入った。


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