2017年8月14日 22:59 | 無料公開
米医薬品大手メルクのケネス・フレージャー最高経営責任者(CEO)(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】米南部バージニア州で白人至上主義を掲げる団体と反対派が衝突した事件に絡み、米医薬品大手メルクのケネス・フレージャー最高経営責任者(CEO)は14日、トランプ大統領が人種差別主義者らへの明確な非難を避けたことに抗議し、大統領の助言役を辞任したと明らかにした。
フレージャー氏は黒人で、大手製造業の経営トップで構成する大統領の助言組織のメンバーだった。メルクがツイッターで発表した声明で「米国のリーダーは、全ての人間は平等につくられたという米国の理想に逆行する憎悪や偏見、至上主義者を明確に否定しなければならない」と述べた。