東京23区の私立大定員増認めず 一極集中是正、文科省 

 文部科学省は、東京23区内の私立大や私立短大に対し、定員の増加を2018年度以降は認めない方針を決め、大学などの設置基準を定める告示の改正案を14日、公表した。約1カ月間のパブリックコメント(意見公募)の手続きを経て、正式に決定する。政府の6月の閣議決定に従い、大都市圏への若者の一極集中を是正するのが狙いだが、異論も出ている。

 告示の改正案によると、既に校舎を整備しているなどの場合を除き、東京23区内では定員増を認めず、新しい学部を設置する場合でも、他の学部の定員を減らして、定員の総数が増えないよう求めている。


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