大分で伝統の「姫島盆踊り」 「子ギツネ」の舞、観客魅了 

 大分県姫島村で14日、「キツネ踊り」で知られる伝統の「姫島盆踊り」が開かれた。愛らしいキツネの格好をした子どもたちが軽快な舞を披露し、観客を魅了した。

 午後7時ごろ、白塗りの顔に赤いひげを描いた「子ギツネ」役の約20人が登場。ちょうちんを付けた傘を片手に、歌に合わせて「おらさっ」と声を上げながら軽やかに踊った。

 福岡県から訪れた女性(65)は「かわいかった。期待以上です」と感想を語った。

 姫島盆踊りは鎌倉時代の念仏踊りが起源とされ、2012年に国の選択無形民俗文化財に指定された。16日までの3日間に、約40種類の踊りが繰り広げられる。


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