2017年8月14日 19:05 | 無料公開
インタビューに答えるアジア開発銀行の中尾武彦総裁(共同)
【マニラ共同】アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)の中尾武彦総裁は14日、共同通信のインタビューに応じ、中国が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」について「考え方を共有している。協力できる部分は多くある」と述べ、連携に前向きな姿勢を示した。
一帯一路は、中国から欧州まで中央アジアや東南アジア、アラビア半島などを陸路や海路で結び、中国主導で経済圏の構築を図る構想。中尾氏は「経済的なつながりや活動を活発にさせるという考え方はADBももともと持っている。重なる部分は多い」と話した。