新幹線車両所の観光化を推進 自民検討、全国展開へ 

 自民党は、新幹線車両を点検する全国の総合車両所の恒常的な公開を推進する本格的な検討に入った。有力な観光資源で日本の高速鉄道技術を世界にアピールする拠点にもなるとして、具体的な支援策を来年度予算案で措置するよう政府に求める方針。2020年東京五輪・パラリンピックでの訪日客増を見越し、第1号として同年夏までに白山総合車両所(石川県)の公開を始めたい意向だ。関係者が14日、明らかにした。

 自民党はプロジェクトチーム(PT)を発足させており、中間報告を年内にもまとめる。新幹線の総合車両所は全国で石川県のほか、北海道、宮城、福岡、熊本各県にある。


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