大分・別府のコースター事故 「点検中と知らず試運転」 

 大分県別府市の遊園地「城島高原パーク」で、木製ジェットコースター「ジュピター」を点検中の男性作業員2人がはねられ死傷した事故で、コースターを試運転させた職員らが「2人がレール上にいたのを知らなかった」と遊園地の運営会社に説明していることが14日、分かった。

 県警もこの件を把握しており、死傷した2人とコースターを操作した職員らとの意思疎通が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いで経緯を調べる。

 事故は12日午後、試運転の際に発生。整備を担当する関連会社の大久保崇さん(44)が死亡し、運営会社の職員(45)が全身を強く打ち重傷を負った。


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