対北朝鮮、ミサイル迎撃態勢整う PAC3、イージス艦対応 

北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、広島県の陸上自衛隊海田市駐屯地に配備されたPAC3。背後には住宅地が続く=12日午後

 米領グアム周辺に向けた北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、政府は継続中の破壊措置命令を改めて発令、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の部隊が12日、上空通過が想定される中四国4県に展開。日本海には海上自衛隊のイージス艦も派遣しており、米軍とも情報共有。迎撃の準備が整い、24時間態勢で警戒監視に当たる。

 政府は昨年8月、北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」の弾頭部分が初めて、日本の排他的経済水域に着水したのをきっかけに、発射兆候のたびに出していた破壊措置命令を常時有効にするよう変更。PAC3や洋上のイージス艦がいつでも対処できる態勢を取ってきた。


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