韓国地裁、三菱重にまた賠償命令 元挺身隊請求認める 

三菱重工業に損害賠償の支払いを求めた訴訟で、勝訴を知らせる垂れ幕を手にする原告の金在林さん(中央)ら=11日、韓国南西部の光州地裁(共同)

 【光州共同】韓国南西部の光州地裁は11日、太平洋戦争末期、三菱重工業の名古屋市内の軍需工場などへ動員された元朝鮮女子勤労挺身隊員の韓国人女性3人と遺族1人の計4人が同社に損害賠償の支払いを求めた訴訟で、請求を認め、同社に計4億7千万ウォン(約4500万円)の支払いを命じた。

 韓国では、1965年の日韓請求権協定では植民地支配に絡む被害に対する韓国人の個人請求権は消滅していないとの司法判断が相次いでいる。元挺身隊員や元徴用工が日本企業に損害賠償を求め勝訴した訴訟は12件目となる。


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