移民計3百人海に落とす イエメン沖で2日連続 

イエメン沖での状況について語る国際移住機関(IOM)の担当者=10日、ブリュッセル(AP=共同)

 【ジュネーブ共同】国際移住機関(IOM)は10日、イエメン沖でソマリアやエチオピアからの移民・難民約180人が密航船から海に突き落とされ、5人が死亡、約50人が行方不明になったと明らかにした。9日にも120人以上の移民が海に落とされ、2日間の被害者は300人超、計34人の死亡が確認された。

 イエメンは内戦下にあり、密航業者は当局や武装勢力に見つかりそうになった際、移民を強制的に海に落として船で現場を離れており、IOMは「摘発を恐れる業者は同様のことを繰り返す恐れがある」としている。

 IOMによると、イエメン南部シャブワの海岸で29人の遺体が発見された。


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