オスプレイの飛行再開容認 防衛省、米軍の調査踏まえ 

米強襲揚陸艦の艦上に駐機する海兵隊のオスプレイ=6月、オーストラリア・シドニー沖(ロイター=共同)

 防衛省は11日未明、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイがオーストラリア沖で起こした墜落事故を受けた米軍の調査を踏まえ、オスプレイの飛行再開を容認すると明らかにした。機体に欠陥はなく、安全な飛行が可能とした米軍の説明は理解できるとしている。

 小野寺五典防衛相は14日、就任後初めて沖縄県を訪問し、翁長雄志知事と会談する。この場で防衛省の判断を説明する見通しだ。

 防衛省によると、事故は今月5日、オーストラリア東海岸沖で発生。強襲揚陸艦を飛び立ち、別の艦船に着艦中にデッキに衝突した。乗員26人のうち23人は救助されたが、3人が死亡した。


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