米軍が「航行の自由」作戦 南シナ海、現政権3回目 

 【ワシントン共同】米海軍は10日、中国が実効支配する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ(中国名・美済)礁沖で「航行の自由」作戦を実施した。ロイター通信が複数の米当局者の話として伝えた。米海軍による南シナ海での同作戦実施は7月以来で、トランプ政権下では3回目。

 作戦は中国の過剰な海洋権益主張に対抗するのが目的。中国の反発は必至だ。米国には、北朝鮮の核・ミサイル開発問題で後ろ盾になってきた中国に圧力をかけ、影響力行使を求める狙いもあるとみられる。

 ロイターによると、ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が航行したという。


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