北九州、耐性菌に感染3人死亡 入院中の80~90代 

 北九州市の東筑病院は10日、80~90代の入院患者の男女4人が、多くの抗生物質が効かないカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)に感染し、このうち3人が死亡したと明らかにした。

 病院によると、4人は2016年10月以降に感染が確認され、今年7月に3人が肺炎で相次ぎ死亡した。残りの1人の容体は安定しているという。死亡した3人のうち80代の男性2人は同病院での院内感染の疑いがあるとしている。

 病院からの届け出を受け、北九州市保健所は4日に病院を立ち入り検査した。同病院は約190人が入院しており、市は「感染拡大防止を指導する」としている。


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