JR東、英国の鉄道運営権を獲得 海外で初参画、12月から 

 JR東日本は10日、三井物産などと共同で英国の鉄道事業の運営権を獲得したと発表した。海外での鉄道の運営は初めてで、課題である海外事業の拡大に弾みをつけたい考えだ。運営権を獲得できたのは、日本の鉄道会社の強みである定時運行で貢献できると英国の運輸省から評価された可能性がある。

 参画するのは路線延長約900キロの「ウェストミッドランズ」。12月から始め、期間は約10年の予定。ロンドンやバーミンガム近郊の通勤輸送や、ロンドンからリバプールを結ぶ長距離路線を担う。

 新車両の導入で通勤混雑の緩和に取り組むほか、輸送の安定性などでサービスの向上を目指す。


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