冬まで平常続く見通し、気象庁 エルニーニョ監視速報 

 気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表した。現在は異常気象の原因となるエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態で、冬まで平常が続く可能性が60%程度としている。

 気象庁によると、南米ペルー沖の監視水域では、7月の海面水温は基準値に近い25・9度だった。水温は今年2~5月に高かったが、6、7月は基準値に近い値が続いており、冬にかけても基準値近くで推移するとみられる。

 基準値は過去30年の各月の平均水温で、これより高い状態が続くとエルニーニョが、低い状態が続くとラニーニャが発生するとされている。


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