米朝の応酬「行き過ぎ」 まるで核戦争映画と批判 

 【ニューヨーク共同】北朝鮮の核・ミサイル開発を巡るトランプ米大統領と金正恩政権による威嚇の応酬について、世界の滅亡を暗示する核戦争映画「博士の異常な愛情」を引き合いに出し「行き過ぎ」と批判する声が米国で出始めている。

 映画はスタンリー・キューブリック監督の有名な作品で1964年に公開。東西冷戦下に米国戦略空軍基地の将軍がソ連に対する核攻撃を命令し、世界が破滅に向かう様子を描いている。

 「まるでわれわれは『博士の異常な愛情』の中にいるようだ。とても恐ろしく危険だ」。民主党のエドワード・マーキー上院議員は9日、CNNテレビのインタビューに硬い表情で語った。


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