地下水位低下、周辺工事が原因か 福島第1原発 

 東京電力福島第1原発4号機近くで地下水位が一時低下し、原子炉建屋にたまっている汚染水が外部に漏れる可能性があった問題で、東電は10日、現場近くで実施していた工事が原因となった可能性が高いと発表した。10日夕に現場で試験して確認する。

 東電によると、2日午後、4号機近くの井戸で水位が低下したとの警報が鳴り、3日午前に水位低下を確認。この時間帯に近くで別の井戸を掘削する工事をしており、地盤変化などで二つの井戸の間に「水の通路」ができ、水位低下が確認された井戸から水が流れ出し、水位低下につながったと考えられるという。


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