7月貸出残高3・4%増 8年3カ月ぶり 

 日銀が8日発表した7月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行の月中平均の貸出残高は前年同月比3・4%増の449兆2177億円だった。伸び率は2009年4月(3・5%増)以来、8年3カ月ぶりの高水準だった。企業の合併・買収(M&A)や不動産向けの融資が好調だったことから、5年10カ月連続で前年を上回った。

 大手銀行などの「都銀等」は3・2%増の211兆9124億円。地方銀行と第二地方銀行の合計は3・6%増の237兆3053億円だった。

 都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は、4・5%増の684兆9613億円となった。


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