経常黒字リーマン後最大 上半期、10兆5101億円 

 財務省が8日発表した2017年上半期(1~6月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同期比0・3%増の10兆5101億円だった。下半期も含めた暦年の半期ベースで08年のリーマン・ショック以降最大。急増している訪日外国人が日本国内で使うお金や、日本企業が海外子会社から得る配当金の増加が貢献した。

 半期ベースでの最大は07年上半期の12兆6993億円。今回は同年下半期の12兆2497億円以来約10年ぶりの高水準となる。

 経常収支のうち、モノの取引状況を表す貿易収支は2兆531億円の黒字だった。


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