東証1部上場企業、最高益見通し 18年3月期、円安追い風 

東京証券取引所のマーケットセンター=東京・日本橋兜町

 東証1部上場企業の2018年3月期の純利益合計が前期比7・3%増となり、過去最高を更新する見通しとなったことが7日、分かった。円安や海外経済の復調を追い風に製造業を中心として業績予想を上方修正する動きが相次いだ。企業業績は一段と拡大しているが、人手不足で苦戦する業種も見られる。

 SMBC日興証券が4日までに17年4~6月期決算を開示した3月期決算企業936社を集計。全体の約3分の2に当たる。今後発表予定の企業を考慮しても18年3月期の純利益は最高益だった前期を上回る見込みだ。

 17年4~6月期の純利益合計は、前年同期比32・6%増となった。


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