2017年8月7日 17:39 | 無料公開
北方領土のビザなし交流による日本語講師派遣事業で、実施主体の北方領土問題対策協会は7日、今月から予定していた色丹島と択捉島への講師らの派遣を中止すると明らかにした。 北方領土では6月、講師らが国後島に持ち込んだ教材と資料を、ロシア税関が荷物の重量制限を超えているとして没収したため、日本語授業を断念した。協会によると、没収された教材が返還されておらず、問題が解決していないため「事業実施に万全を期すことができない状況にある」として中止を決めた。 今回の事業では、9月下旬まで講師と通訳ら4人を派遣し、色丹島と択捉島の住民を対象に授業をする予定だった。