2017年8月7日 12:32 | 無料公開
3月、東京都議会の百条委員会に出席した石原慎太郎元都知事
築地市場の豊洲移転を巡り、土壌汚染対策費を考慮せずに土地を購入したのは違法として、東京都民が当時知事だった石原慎太郎氏への賠償請求を都に求めた訴訟の進行協議が7日、東京地裁であり、都側は石原氏の責任を問わない姿勢を示した。原告側が明らかにした。
都側は従来、石原氏に責任はないとの方針だったが、小池百合子知事が今年1月に見直しを表明。しかし関係者によると、資料を精査した結果、都として法的責任を問うのは難しいと判断したもようだ。
原告側は2012年、石原氏に約578億円の損害賠償を請求するよう都に求め提訴した。