河野氏、南シナ海軍事化を懸念 ASEAN外相に表明 

日本とASEANとの外相会議で握手する各国の代表ら。左から6人目は河野外相=6日、マニラ(共同)

 【マニラ共同】河野太郎外相は6日午後、フィリピンの首都マニラで東南アジア諸国連合(ASEAN)との外相会議を開催した。中国による南シナ海の軍事拠点化に深刻な懸念を表明し、「法の支配」や「航行の自由」を確保するため、中国に譲歩しないよう要請。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力強化に向けた連携も求めた。3日の就任後、本格的な外交デビューとなった。

 会談後、河野氏は記者団に、南シナ海の非軍事化を関係国にしっかりと訴えていく考えを強調。日本の主張を支持する国もあったと説明した。


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