首相、改憲案先送り重ねて表明 「後は党で議論」 

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、自ら掲げた秋の臨時国会での党改憲案提示について「私の考えは申し上げた。後は党で議論して決めていただきたい」と述べ、こだわらない考えを強調した。事実上の先送りを重ねて表明した格好だ。日本テレビ番組に出演して明らかにした。

 2020年の改正憲法施行を目指すとした自身の提案に関し「党総裁として一石を投じた」と説明。その上で「スケジュールありきではないが、これをきっかけとして議論が深まり、熟していくことを期待している。党に任せる」して、議論活性化に期待感も示した。


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