2017年8月4日 10:59 | 無料公開
宇宙を飛び交う粒子「ニュートリノ」と、それの対となり、性質が基本的に同じとされる反物質の「反ニュートリノ」で、何らかのわずかな性質の違いがある可能性が高まったと、高エネルギー加速器研究機構などの実験チームが4日、発表した。両者に違いがある確率は95%と算出され、宇宙が反物質でなく物質でできている謎の解明に向けて一歩前進した。 岐阜県飛騨市の観測装置「スーパーカミオカンデ」を使って宇宙の成り立ちを探る研究の最新の成果で、昨年の90%から向上した。チームはさらにデータを蓄積し精度を高める。