自由研究に潜伏キリシタン 世界遺産登録目指す長崎県 

潜伏キリシタン関連遺産の小中学生向けパンフレットを手にする小阪洋之さん=7月21日、長崎市

 夏休みの自由研究には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を―。長崎県は、来年の世界文化遺産登録を目指す同関連遺産を小中学生に研究テーマとするよう呼び掛け、パンフレットの無料配布や相談員の配置を行っている。登録へ関心を高める狙いもある。

 長崎市の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」が必要な情報を提供。小阪洋之事務局長(58)は「センターで事前学習し、教会や集落を訪れれば、理解はより深まる。観光も兼ねて県外の人も利用してほしい」と話している。


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