釧路湿原に外来種を植樹 地元の村、指摘受け撤去へ 

 北海道鶴居村が釧路湿原国立公園内にある村有地に、国の「生態系被害防止外来種」に指定されているニセアカシア600本を植樹していたことが2日、分かった。村は環境保護団体などから指摘を受け、撤去する方針。

 村や環境省によると、ニセアカシアは北米原産のマメ科の落葉樹で、繁殖力が強い。村は6月、森林整備の一環として植樹したが、環境保護団体などから撤去を求める電話が十数件あり、環境省に相談。同省は「湿原の生態系に被害を及ぼす恐れがある」として、木を抜くなど繁殖を防ぐ対応を求めた。

 村は「認識が甘かった」としている。


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