夏休み16日で教員残業削減 質向上も、静岡・吉田町 

終業式が行われた静岡県吉田町の小学校で、校長先生の話を聞く児童=31日

 静岡県吉田町は、教員の長時間労働解消に向け小中学校の夏休み削減に踏み切り、31日に小学校で終業式を実施した。今年は約5日減らす。2018年はさらに短縮し、16日間程度の夏休みとする方針だ。1日の授業時間を減らす代わりに、授業日数を増やした形。町は残業削減が見込めるほか「日々の勤務に余裕ができ、授業の質を高められる」としている。

 中央小学校の水嶋浩之校長は終業式で「楽しく充実した夏休みを」とあいさつ。同小4年の花村和希君(9)は「長い休みが少なくなるのは寂しい」とちょっと不満げだった。


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