日米首脳、対北圧力強化で一致 さらなる行動の必要 

トランプ米大統領との電話会談を終え、記者団の取材に応じる安倍首相=31日午前、首相官邸

 安倍晋三首相は31日午前、トランプ米大統領と電話で会談し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強行した北朝鮮への対応に関し、脅威は格段に増したとして、圧力強化に向けさらなる行動を取る必要があるとの認識で一致した。日米や日米韓3カ国による連携を進める方針を確認。北朝鮮に影響力を持つ中国やロシアに圧力強化で同調を求めるため、両国への働き掛けを強めていくことも申し合わせた。

 日米は、さらなる行動の一環として、国連安全保障理事会の制裁強化決議案の実現や、自衛隊と米軍による共同訓練の高度化を含む、防衛体制と能力の向上を検討。ミサイル防衛の強化も図る。


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