衆院選へ954人準備 9条改憲方針に審判も 

 次期衆院選の立候補予想者は29日現在で954人に上ることが分かった。うち女性は138人。小選挙区に897人が出馬を予定する。19都道府県の97選挙区で区割りを改定した改正公選法が今月施行されたことを踏まえ、共同通信社が調査した。衆院議員の残り任期は約1年4カ月。安倍晋三首相は内閣支持率急落の逆風の中、衆院解散の時機を探る。政権運営への評価とともに、憲法9条への自衛隊明記を目指す首相方針に審判が下る場となる可能性がある。

 民進党は蓮舫代表の辞任表明を受け、新執行部での党勢回復を急ぐ。共産、自由、社民を含む野党4党による共闘がどこまで進展するかも焦点だ。


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