スリランカ、デング熱3百人死亡 患者数10万人超 

 【ニューデリー共同】インド洋の島国スリランカでデング熱が大流行している。同国保健省などによると、25日までの今年の死者数は約300人に達した。患者数は10万人を超え、既に昨年の倍に上るという。スリランカ政府は蚊の撲滅作業のため兵士ら約1200人を最大都市コロンボなどに派遣、感染拡大の防止を図っている。

 デング熱は蚊を通じてウイルスに感染する。スリランカでは5月下旬、西部を中心に約200人が死亡した大規模な豪雨被害が発生。この際にできた水たまりなどで蚊が大量発生したとみられている。

 世界保健機関や国際赤十字・赤新月社連盟も支援を表明している。


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