文化庁移転先、京都府警本部に 2021年度中 

京都府警本部本館=25日午前

 政府は25日、文化庁移転に関する京都府、京都市との協議会を開き、遅くとも2021年度中に京都府警本部に全面移転することで合意した。府が庁舎の耐震化工事などを実施し、文化庁が借り受ける。費用の負担割合に関しては引き続き調整が必要だとし、結論を先送りした。

 京都府警本部庁舎は1927年完成した。現在使用している京都府警は新庁舎に移る予定。移転先の決め手となった理由について、松野博一文部科学相は閣議後の記者会見で「京都の近代化遺産で保存継承する文化的意義が高い上、最も工期が短く工事費が小さくなる」と説明した。


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