前川氏と首相補佐官、平行線 閉会中審査での“直接対決” 

衆院予算委の閉会中審査に出席した(前列左から)和泉洋人首相補佐官、特区ワーキンググループの八田達夫座長、加戸守行前愛媛県知事、藤原豊経産省官房審議官、前川喜平前文科事務次官=24日午前

 24日の衆院予算委員会の閉会中審査では、前川喜平前文部科学事務次官が「キーパーソン」と呼ぶ和泉洋人首相補佐官が質疑に答え、前川氏と初めて同じ舞台に立った。「総理の口から言えないから私が言う」と獣医学部新設の手続きを促されたと主張した前川氏。一方の和泉氏は早口で「言っておりません」と繰り返し、“直接対決”は平行線をたどった。

 小野寺五典議員(自民)の質問を受けた前川、和泉両氏は、交互に発言した。

 前川氏はかねて昨年9、10月、和泉氏から官邸に呼ばれて働き掛けを受けたと説明している。


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