植松被告、謝罪なく自己正当化 障害者殺傷事件 

相模原殺傷事件の植松聖被告が共同通信に宛てた直筆の手紙

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人を殺害したとして殺人罪などで起訴された元職員植松聖被告(27)が22日までに、手紙を通じて共同通信の取材に応じた。「意思疎通ができない人間を安楽死させるべきだ」などと独善的な主張で自分を正当化する一方、事件に至った理由は曖昧でちぐはぐな印象。遺族らへの謝罪の言葉はなかった。

 事件は今月26日で発生から1年となる。 事件前から「障害者は不幸をつくる」と周囲に話していた被告は、計10枚以上にわたった手紙でも「最低限度の自立ができない人間を支援することは自然の法則に反する」などと記した。


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