トヨタ中国で19年にもEV量産 環境規制に対応 

 トヨタ自動車が、2019年にも中国で電気自動車(EV)の量産を検討していることが22日、分かった。トヨタは20年までにEVを量産する方針を示していたが、具体的な計画が明らかになるのは初めて。

 大気汚染が深刻な中国は、走行時に排ガスが出ないEVなどを一定割合生産する環境規制を早ければ18年にメーカーへ義務付ける。中国は世界最大の自動車市場で、各社はEV開発を急いでいる。トヨタも対応の遅れを防ぎたい考えだ。

 トヨタ幹部は「環境規制が急速に進む中国で先行してEVを投入するのは自然なことだ」と話した。


  • LINEで送る