恐山で震災犠牲者に祈り 青森の霊場、七回忌法要 

恐山で行われた東日本大震災の七回忌法要=22日、青森県むつ市

 日本三大霊場の一つとして知られる青森県むつ市の恐山で開かれている夏の大祭で22日、東日本大震災の犠牲者を供養する七回忌の法要が行われ、参拝者が極楽浜の震災慰霊塔に祈りをささげた。

 下北半島の恐山は、人が死んだ後に行く場所として信仰されている。7月20~24日の期間中、地蔵に祈ると亡くなった人の苦難を救うと伝えられる大祭には、霊を呼ぶ力があるとされるイタコから死者の言葉を聞こうと、毎年多くの参拝者が訪れる。

 この日は恐山菩提寺の住職代理を務める僧侶南直哉さんらが慰霊塔の前で読経し、参拝者が次々に手を合わせた。


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