東芝家電、中国で再挑戦 高価格帯でオーブン発売へ 

中国の家電大手「美的集団」が発売する東芝ブランドのオーブン

 中国家電大手の美的集団(マイディアグループ)傘下で白物家電を手掛ける「東芝ライフスタイル」(川崎市)は、8月初めにも中国で東芝ブランドのオーブンを発売する。東芝の子会社だった時代は不振で2015年に中国から撤退したが、新体制下で再挑戦する。価格は約15万~17万円と高めに設定し、富裕層に売り込む。

 発売するオーブンは、美的集団と共同開発し機能などを充実させた。美的集団はこれまで機能を抑えた低価格品で販売を拡大してきたが、東芝ブランドの家電を最高級品と位置付け売り出す。東芝の家電は撤退前に約30年にわたり中国で展開しており、高品質とブランド力に強みがある。


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