北朝鮮国連大使のビザ拒否 米政府、2カ月更新せず 

北朝鮮の慈成男国連大使(国連提供・共同)

 【ニューヨーク共同】北朝鮮の慈成男国連大使が米国から査証(ビザ)の更新を拒まれ、5月から約2カ月間にわたりビザが失効した状態に陥っていたことが21日、分かった。米朝外交筋が明らかにした。国連大使のビザが長期間更新されないのは異例。米政府は理由を明らかにしていないが、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対する圧力強化の一環の可能性が高い。

 慈氏の米国ビザは5月22日に有効期限が切れるため、3月に申請手続きを始めたが更新されなかった。北朝鮮国連代表部は7月13日に国連本部で開かれた非公開会合で、米政府を非難。この翌日になってようやく米政府は更新に応じた。


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