厚木基地騒音、来月4日提訴へ 第5次訴訟、住民ら結団式 

厚木基地の騒音被害を巡る第5次訴訟の原告団結団式=22日午前、神奈川県大和市

 米軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県)の騒音被害を巡り、周辺住民らが国に夜間・早朝の飛行差し止めや損害賠償を求める第5次訴訟の結団式が22日、同県大和市で開かれた。原告数は約6千人で、来月4日に横浜地裁に提訴する。秋以降に2千~3千人が追加提訴する予定で、最終的に1万人規模を目標にしている。

 結団式には原告ら約360人が参加し会場は満席となった。原告団長に選ばれた大波修二大和市議(70)は参加者に「静かな空を実現したい。ひとたび(航空機の)爆音が頭上に来ると生活が寸断され、命も危ない。厚木基地の飛行の実態を絶対認めない」と訴えた。


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