英自民党党首にケーブル氏 親EU派 

 【ロンドン共同】英国の野党、自由民主党は20日、6月の下院総選挙後に辞任したファロン党首の後任に、元民間企業相のビンス・ケーブル下院議員(74)を選んだ。同日夕の党首選の立候補締め切りまでに、ほかに誰も出馬しなかった。

 ケーブル氏は親欧州連合(EU)派で知られ、英メディアによると英国のEU離脱は「不可避ではない」が持論。保守党のメイ政権が掲げるEUに強硬的な「完全離脱」に異論を唱えていくとみられる。

 自民党は2010~15年に保守党と連立政権を組んでいたが、15年5月の総選挙で議席を激減させて野党に転落。先月の総選挙でも、野党第3勢力に甘んじている。


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