「仙台短編文学賞」を創設 震災被災地から書き手発掘 

 仙台市の出版社などでつくる実行委員会は20日、「仙台短編文学賞」を創設し、東北に関連する短編作品を8月から募集すると発表した。東日本大震災の被災地から新たな書き手を発掘することで、震災の記憶の風化を防ぐのが狙いだが、テーマは震災限定とせず幅広い分野で作品を募る。

 400字詰め原稿用紙で30枚程度。12月15日締め切りで、震災発生から7年となる来年3月に大賞など受賞作を発表する。第1回は仙台市在住の作家佐伯一麦さんが選考委員を務め、大賞は月刊誌「小説すばる」(集英社)などに掲載される。

 問い合わせは実行委事務局、電話022(266)0912。


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