刑法犯、戦後最少ペース 1~6月、警察庁まとめ 

警察庁が入る中央合同庁舎2号館=東京都千代田区霞が関2丁目

 全国の警察が1~6月に認知した刑法犯の件数は、前年同期より3万7829件少ない45万887件(7・7%減)だったことが20日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。戦後最少を更新した昨年をさらに下回るペースとなっている一方で、代金を受け取って商品を渡さない「売り付け」や振り込め詐欺の増加は止まらず、対策の難しさが浮き彫りとなった。

 警察庁によると、認知件数は大半の罪種で前年同期より減少し、未遂も含む殺人のほか強盗といった凶悪犯が2308件(11・6%減)。暴行や傷害などの粗暴犯が2万9963件(1・4%減)、窃盗犯が32万312件(9・9%減)などだった。


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