規制委員長、水中ロボ調査で会見 「デブリ取り出しは遠い」 

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は19日、東京電力福島第1原発3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の確認に向け、原子炉格納容器内を調査する水中ロボットが投入されたことについて「炉内の状況を把握することに異存はない」と述べた。一方で「デブリの取り出し方法を確定するにはほど遠い」と訴えた。

 田中委員長は定例記者会見で、炉内を確認することと「デブリのような形の分からないものをどう取り出すかというのは違う話だ」と指摘した。


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